短編・兄弟もの・子供たちのショートケーキの奪い合い
ほのぼのでかわいい感じ
C以外は女性でもいけるんじゃないか
A:次男坊。ちょっと荒っぽい気質のお子さま。
B:末っこ。ちょっと頼りない感じのお子さま。
C:長男。怖いけど優しいお兄さま。
A「アー、アー、聞こえるか? こちらA。ただ今PM4時56分、48秒。そちら守備はどうだ。ドーゾ」
B「こちらB。聞こえます。人影、足音などありません。気分上々です。ドーゾ♪」
A「こちらA。お前の気分なんて聞いてない。ドーゾ」
B「こちらB。たまには俺の話も聞いてくれたっていいと思う。ドーゾ」
A「こちらA。うるせえ黙ってろ。ドーゾ」
B「ドーゾって言ったじゃん!ドーゾ」
A「口答えするな。獲物はただひとつなんだ。今にも奴が現れるかも知れない。こんな言い争いをしてる場合じゃないだろ。ドーゾ」
B「分かったよ。そのかわり半分こずつなんだからなっ。ドーゾ」
A「ああ、昨日言った通り、分け前は5対5だ。お前の働きに期待している。ドーゾ」
C「いや、5対5じゃ納得できない。俺が全て貰う。ドーゾ」
A「なっ、今更なに言ってんだ!裏切る気か!ドーゾ」
C「裏切るもなにも、アレは最初から俺のものだ。ドーゾ」
A「お前、最初からそのつもりで…見損なったぞB。もう兄弟の縁なんか切ってやる。宿題も手伝ってやらないからな。ドーゾ」
C「お前に俺の宿題が解けるとは思わなかったよ。さすが悪知恵だけは働く奴だな。ドーゾ」
A「なんだと!お前ほんとのほんとに許さないからなっ。ドーゾ」
C「お前に許される覚えも恨まれる覚えもない。ドーゾ」
B「に、兄ちゃん、お帰りなさーい。ドーゾ」
A「え、あ、に、兄ちゃん。お帰りなさーい…ドーゾ」
C「ああ、ただいま。で、このオヤツのケーキは誰のなのかな。ドーゾ」
B「え、えっと…な、なんでひとつしかないのかな。お母さんが俺たちの分、置き忘れたのかな。ドーゾ」
C「ふーん…この生クリームと苺のヘタがへばりついた、皿とフォークは誰のなのかな。ドーゾ」
B「あ、そ、そうだ。俺たちもう食べちゃったんだ。忘れてたよ。ドーゾ」
A「そうそう、忘れてた!俺たちお腹いっぱいなんだ!ドーゾ」
C「つまりこれは俺が食ってもいいのかな。ドーゾ」
A「…ドーゾ」
B「ド、ドーゾ」
C「おい、B、コーラ持ってこい。ドーゾ」
B「はっ、はい! ド、ドーゾ!」
C「…なぁ、お前らが使ってるトランシーバーは、親父が吸った煙草の空き箱だって知ってたか。ドーゾ」
A「し、知ってます…ドーゾ」
C「つまり小声で話すこともできず、会話は全部筒抜けってこと、分かるか。ドーゾ」
A「わ、分かってます…テレビのリモコン、ドーゾ…」
C「ん、分かってるならいい。ドーモ」
B「に、兄ちゃん…ごめんなさい…チョコレート、ドーゾ」
A「ごめんなさい…ビスケットも、ドーゾ」
C「はいはい。じゃあ二人ともこっち並べ。今日の収穫はショートケーキひとつにチョコレートとビスケットが一枚ずつだ。口を開けろ」
B「あーん」
A「あーん」
C「…分け前、ドーゾー」
※まだネタなので、ちゃんと公開するときは名前つけたり読みやすいように考えますー。
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